八重山諸島は、太平洋と東シナ海に囲まれた海洋の真ん中にある島々で、亜熱帯気候に属します。

この八重山の夏は3月下旬〜11月上旬という長い期間で、この全期間を通じてシュノーケルやダイビング、シーカヤックといった海洋レジャーが楽しめます。
冬場でも、釣りや貝拾いやビーチコーミングなどは年中楽しめる島で、やはり八重山の最大の魅力は海の美しさです。オーストラリア在住のツアーのお客様に言わせると、八重山の海は「グレートバリアリーフより綺麗」なのだそうです。

八重山の海遊びの代表格「シュノーケル:スノーケル」について、知っておいた方がよいことや海の安全の基礎知識についてまとめてみました。シュノーケル遊びは、ちょっとコツさえ覚えれば別に難しいものではなく、子供から老人まで誰でも楽しめる楽しい海遊びです。


シュノーケルに必要な用具

マスク(水中メガネ)
マスクは、自分の顔にぴったり馴染む大きさのものが必要です。大きすぎても小さすぎても駄目、近視の人には近視用のレンズも売られています。
マスクが曇って視界が悪くなると、楽しみが半減するので、マスクを装着する前には「曇り止め」をします。
ダイビングショップなどではで専用の曇り止めも売られています。
ストラップの長さは、自分の頭に合うように多少きつめに調節します。髪の毛を巻き込むと、そこからマスク内に水が入ってくるので、髪がマスクに噛まないように注意します。
シュノーケル
シュノーケル(snorkel)という言葉はドイツ語で、本来は潜水艦の換気筒のことですが、特別難しい道具ではありません。水中で息をするための筒です。忍者が水に潜るときに使ったという竹筒の原理と同じです。

いろんな種類のものがありますが、あまりオモチャのような安物は避けましょう。
排水弁付きのシュノーケルはシュノーケル内の水や空気は外に排出しますが、海水は内側に入れない仕組みになっています。
マリンブーツ
海岸にはガラスなどの危険物や危険な漂流物もあります。
沖縄の海はサンゴだらけですから素足では確実に怪我をしてしまいます。マリンブーツは必需品です。
フィン(足ひれ)
シュノーケルで使うフィン(足ひれ)は、自分の泳力や脚力に合った大きさのものを選びます。合わないものは無駄な体力を消耗するだけです。
初心者が使いやすいのは軽いプラスチック素材を使ったブレードの短いフィンです。重くて長すぎるフィンは使いこなせません。長すぎるフィンはとても脚力が要ります。履いて泳いだときに足首に負担がかからないものを選びます。
沖縄の海は遠浅のスポットが多く、フィンをつけたままではシュノーケルスポット(深いところ)に歩いて行くまでに疲れてしまいます。そんなスポットではフィンがないほうがいいところもあります。
グローブ(手袋)
サンゴに掴まったときに怪我をするのを防ぐためのものです。
サンゴや知らない海洋生物には触らないようにします。サンゴの触手にはどんなサンゴにも多少の毒性の分泌物があります。サンゴを触った手で目などをコスルと痒くなったりかぶれたりするので要注意です。グローブがない場合は厚手の軍手で代用できます。
ライフジャケット(シュノーケルベスト)
泳ぎに自信のない人は恥ずかしがらずにシュノーケルベストやライフジャケットをつけます。
■ライフジャケットを着ければ、とりあえず「沈む」ことはありませんので、初心者でも安心して遊ぶことができます

初めてシュノーケルする人でも、ちょっとコツを覚えれば、
※あなたにもこんなことができます  水深は2m、すこしも怖くありません

シュノーケルのコツ

マスクに水が入ってこないか確認
ひざ位のところで一度浮いてみて、マスクに水が入ってこないことを確認します。
呼吸の仕方
ゆっくりとしたリズムで大きく息をするのがコツ、小さな呼吸をすると苦しくなります。
シュノーケルに水が入ったらそっと息を吸ってから、思い切り勢いよく息を吐けば、水は吹き飛ばされてシュノーケルの外に排出されます。
※これがシュノーケル扱いの一番のコツです これが出来たらもう安心

マスクに水が入ったら水面から顔を出し、マスクの下を開けて排水します



こんな感じで楽しくやれば、

気軽に陸からちょっと泳いで、こんなステキな珊瑚礁や熱帯魚たちに出会えるところもあります。
条件の良い日の海の透明度は30mを超えており、深い海の底を泳ぐ魚だって見えるのです。