3月の八重山

サトウキビ様のお通りだぃ! <八重山最大のイベント>

このページは、毎月1回、その月の八重山を紹介していく歳時記のページです。
不思議の国、八重山の歳時記は内地のそれとはちょっと違うのです。

3月の八重山歳時記

八重山の3月は、サトウキビの収穫のピーク。

もともと八重山というところは、農業の島で、と言うよりも農業以外に大きな産業のない島なのだ。
その農業の主役はなんといってもサトウキビ、近年になってパインやマンゴー、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツといった熱帯の果樹類や、流行のゴーヤなどの野菜類がサトウキビの座を脅かすようになってはきたけれど、やっぱり、サトウキビは八重山の農業の顔なのだ。

サトウキビは11月から翌年4月にかけて収穫され、島内タッタひとつの工場である「製糖工場」に運ばれて粗糖になります。この期間は工場の煙突からは、毎日モクモクと白煙(製糖工場の煙は水蒸気)が上がります。
この島にあるマトモな煙突と言えば・・・・「製糖工場」、「火力発電所」、「ゴミ焼却場」、「火葬場」の四箇所だけ、化学薬品工場とか製油所とか、そんなお洒落な施設はここにはありません。島で物を作っても島外に運ぶ運賃で赤字になるからだ。

そんなわけで、この島には100年経っても環境を脅かすメッキ工場とか化学薬品工場とか製油所なんかはできないでしょう。

島でたったひとつの製糖工場

この季節になると八重山のお百姓(畑人:はるさーと呼びます)は大忙し。
 
大型機械で刈る農家もあるけど、まだ多くの農家は手作業で刈り入れ、これはなかなか重労働で、一家総出でサトウキビの収穫。
人手が足りない農家は、内地から「3食/宿舎付き」のアルバイト、名づけて「援農隊」を募る。
援農隊の給料は食事つきで日給3,000円〜5,000円(農業を体験し“応援”するというタテマエなので労基法は蚊帳の外なのだ)、その夕食メニューは、なんといってもゴーヤチャンプルーや手軽にできるポーク卵の出番でしょう。合理主義の邦、沖縄の家庭料理というものは、なによりも「簡単に作れる」ということが身上なのだ。
 


こうして収穫されたサトウキビは、丁寧に束ねられ、トラックに乗って工場へ行く。

製糖工場に収穫したサトウキビを運ぶ車
積載オーバーもノロノロ運転もなんのその サトウキビ様に怖いものはない
沖縄では、干ばつや台風などの災害を受けても、強靭な生命力を有するサトウキビだけがマトモに収穫できる作物で、少々手抜きし栽培してもなんとか収穫できる優れ物だ。
しかも、かつての米の「生産者米価」のようにキビの糖度に応じて政府が定めた買値で島の製糖工場が必ず買い取ってくれる。
農作物を消費地へ出荷しようにも輸送コストで折り合わない離島のなかで、キビだけは商人の買い叩きにも合わず確実な現金収入をもたらす魔法の作物なのだ。
八重山諸島のキビの平均糖度は15.6度、平均反収(1反当り収穫高)は6.6トン、農家が工場へキビを売って受け取る1トンあたりの平均金額は2万円強で、1反(300坪)で130,000円の売上にしかならない。
手間を差し引けば幾ら儲かったのかさっぱり分からない作物だ。それでも、八重山のキビは現金を農家にもらす島経済、沖縄県経済にとって不可欠で揺るぎない最大の基幹産業なのだ。

やっぱりこれが島の王様、サトウキビ様なのです!


3月も下旬ともなれば、八重山特有の不安定な寒冷前線も彼方に去り、気候も安定して八重山はもう初夏の装い。
そして、八重山の海がエメラルド・グリーンに染まり、星空輝く八重山の夏がやってくる。

八重山では3月に日本でいちばん早い海開きがあります。2010年の海開きは、3月21日(日) 春分の日に「竹富島コンドイ浜」で開催、八重山の夏ももうすぐだ。

2年ほど前までは、八重山の海開きは「日本一早い」と呼ばれていたのだが、小笠原の海開きが毎年1月1日に行われるようになって、八重山は「日本一」の座を追われた。小笠原諸島の平均気温は約23℃で八重山の24.5℃より低く、小笠原諸島の1月の平均気温は18.1℃、海開きには、ホントはちょっと無理があるんじゃないかな〜。

私設かってに観光協会の夏のシュノーケルコースも、いよいよ3月1日解禁! まだちょっと寒いけど頑張ります。 


もう少しで夏が来る 八重山の夏空は抜けるように青い
この道を降りればエメラルド・グリーンの浜に出る こんな太陽ももうすぐ



今月の目玉ツアー

3月下旬になると、そろそろあのホタルの出番。

八重山最大のネイチャーイベント、清楚なヤエヤマヒメボタルの光は、華麗と幻想の自然のナイトショーだ。

※世界中で八重山しか生息しないこのホタルの地表スレスレに飛ぶ清楚な輝きと圧倒的な数の群翔は、まるで光の絨毯のよう、3月下旬〜6月上旬の期間限定イベント この季節の八重山の旅でホテルでじっとしていることはありません
ヤエヤマヒメボタルの華麗な飛翔は、光の渦を振りまきながら飛ぶディズニーのティンカーベル(TinkerBell)の世界そのもの、あなたも八重山の夜のお伽の国を覗いてみませんか?




 ヤエヤマヒメボタル観察 ナイトウォッチング 石垣島の夜の森へホタルを見に行きます 帰りはPm9:00

Pm6:00ホテル出発 夕日見物の後、ヤエヤマヒメボタの生息地の森の中に! Pm9:00までにはホテルに帰ります
運がよければ、数千匹のホタルの群翔に出会えます。一生の思い出になることを請け合います!

 ※レンタカーで行く石垣島一周コース 石垣島を丸一日のんびり・ゆったり遊び尽くします

 ※石垣島ナイトウォッチング 八重山の旅の夜、宿でじっとしていることはありません

 ※石垣/竹富2島周遊ガイド 石垣島で海遊び・竹富島でサイクリングの欲張りコース

 ※西表島日帰り周遊ガイド 1組専属ガイド付西表島日帰り周遊の贅沢コース

 「オジィの語りと三線の夕べ」 八重山民謡に触れる旅の夜




不思議の国八重山の3月のお話です。