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星の砂 小柳ルミ子
作詞:関口宏 作曲:出門英

二度と出来ない恋を捨て あなた遠く
離ればなれになってゆくの いまつらいわ

嫁ぐ日岬に ひとりたたずみ
君住む島に 別れをつげる
凪いで 凪いでまぶしい 珊瑚の島が
にじんで落ちて 星の砂

過ぎし日ふたりは 海辺に遊び
変らぬ愛を 夕日に祈る
いつか いつかふたりは 定めに裂かれ
私は遠く 石垣へ

髪にかざした ブーゲンビリア
そえぬ定めに 赤く咲く
海よ 海に流れが あるならば
とどけてほしい 星の砂

ルルル ルルル……
風よ吹け 波よ打て
それであなたに つぐなえるならば
海よ 海に流れが あるならば
とどけてほしい この思い
とどけてほしい この思い
1977年(昭和52年)4月25日発売の曲、「星の砂」


好きだった男が住む島を離れ、遠く石垣島の別の男にに嫁ぐ女性の心情を歌った唄だ。
小柳ルミ子が歌い、作詞:関口宏、作曲:出門英(ヒデとロザンナ)という一流メンバーが関わった曲で、「石垣」という地名が初めて内地で歌われた歌だ。
この曲がヒットしたとき、「星の砂」のあるブーゲンビリアの咲く島はどこだ、と話題になったが「私は遠く 石垣へ」というフレーズが、「石垣島」を指すということに気づいた人は少なかった。
昭和52年当時には「石垣島」という南海の小島のことを知る人が日本本土では少なかったからだ。

石垣島でも、この曲が石垣島を舞台にしたものだということは今でもあまり知られておらず、島人(しまんちゅ)もほとんどこの曲を知らない。