ォーマルハウト(Fomalhaut)は、
みなみのうお座にある視等級1.16等の恒星です。
太陽を除けば、地球から見て17番目に明るい星で、地球からは約25.1光年も離れています。
フォーマルハウト(Fomalhaut)という名前は、アラビア語のフム・アル・フート(Famal-Hut)に由来し、「魚の口」という意味です。その名の通り、フォーマルハウトは、「みなみのうお座」の口にあたる場所に位置しています。

この星は、中国では「北落師門」と呼ばれ、「北落」は「北の垣根」、「師門」は「軍隊の門」の意味です。これは、中国の星座の星座では、夏と秋の星座が「北方」とされたからです。長安の城の北門は、これにちなんで「北落門」と呼ばれます。


秋の宵に北半球で夜空を眺めると、南の空高くに、夏の星座の名残の夏の大三角を構成するベガ、デネブ、アルタイルの3つの1等星があるものの、南の空の低くには明るい星が少なく、フォーマルハウトだけがひとつだけポツンと光っているようにも見えます。
ここから、日本では、フォーマルハウトは、「秋の一つ星」とか
「南の一つ星」と呼ばれています。日本より緯度が高いヨーロッパ北部では、フォーマルハウトが南の地平線低く見えるため、日本におけるカノープスのように、南国への憧れを誘う星とされています。

紀元前2500年頃から、ペルシアでは、フォーマルハウトは、アンタレス、アルデバラン、レグルスと並んで、ロイヤル・スター(王家の星)の1つとされてきました。


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