八重山地方は年間の平均気温が25度近くあり、雨さえ降らなければテント無しでもキャンプができそうな気候だ。
キャンプ用具が買える店も何軒かあって、各種のキャンピングガス・バーベキュー用炭・テント・ランタン・ロープ類・キャンピング食器類・シュラフなど一応のものは購入できる。(あまり高級グッズは売っていない)


木田商会 石垣市新栄町5-5   0980-82-2211
メイクマン 石垣市真栄里289-1 0980-82-1000


西表島にはそんな店はないので、西表島に行くときには石垣で補充して行くべきだ。蚊取り線香は八重山のキャンプの必需品だ。


八重山でキャンプのできるところは・・・


キャンプ場でのキャンプ



石垣島では、離島巡りを考えると「離島ターミナル」近くで泊まりたいところだが、ターミナルの近くにはキャンプ場はない。
石垣島のキャンプ場は、北部の「市営:米原キャンプ場」と東部の「市営:伊野田キャンプ場」の2ケ所だけだ。


以前は港湾ターミナル近くの公園でキャンプを張るキャンパーもいたが、2000年11月に波照間島で起こった観光客の殺害事件の影響で、最近はテント禁止の立て札がたつようになり、年々、締め付けが厳しくなってきた。この事件の犯人は熊本県出身のキャンパーだった。事件の後、八重山全体でキャンパー(内地から来たキャンパー)への風当たりが急に強くなってキャンプ場以外でのキャンプは全面禁止となった。


西表島のキャンプ場は、星の砂キャンプ場・ミトレアキャンプ場・南風見田キャンプ場・
ヒナイビーチキャンプ場の4箇所、その他の場所では原則としてキャンプ禁止である。もっとも、山間部の縦断コースや道路のない海岸線の横断コースなどは「キャンプ禁止」などとは無縁の大自然の世界が広がっている。

黒島では、かつては仲本海岸の「黒島ビジターセンター」の裏がテント指定地になっていたが、今ではここも全面禁止となった。

小浜島は、テントを張る人がめったにいないが、原則的にキャンプ禁止である。

竹富島は、厳格にキャンプ禁止である。

原則的にキャンプ禁止である。

原則的にキャンプ禁止である。

波照間島ではキャンプは全面禁止である。2000年の事件の精神的余波も残っており、また、産業のない島で多くの住民が「民宿」を経営して糧を得ているため、商売の邪魔になるキャンプには、ことの他神経質になっている。こんな住民感情を無視してテントを張ると大きなトラブルを招くことがある。



★波照間の民家のブロック塀

産業のない島だけにキャンパーや観光客には来てほしい・・・・でもここは島民の「生活の場」であることも分かってほしい。賑わいたいという気持ちと静かに暮らしたいという相反するふたつの気持ち、この塀に書かれた言葉が八重山のキャンプ(観光)事情を一言で表した本音なのだ。
旅人は島民にとってはエイリアンであるとともに、何もない島の生活のなかに都会の息吹を吹き込んでくれる風だ。島に来てくれるのはやっぱり嬉しいのである。こんな気持ちを理解してあげたい。



与那国島は面積が広いので、いくつかの海岸ではキャンプ黙認の状態であるが、ここも原則的にはキャンプ禁止である。
八重山では、どこでも人家が比較的海岸の近くにあることがキャンプを難しくしている。まず、地元の住民の立場になって考え、指定地以外のキャンプは避けよう。
キャンプ泊だけで八重山を観て回ろうとするのは無理だ。

結局のところ、八重山全体で誰にも文句を言われず安心してキャンプができるところは、都合7箇所だ。



◆石垣島のキャンプ場
米原キャンプ場 ・ 伊野田キャンプ場

◆西表島のキャンプ場
星の砂キャンプ場 ・ほしずな亭キャンプ場 ・ミトレヤキャンプ場 ・南風見田(はえみだ)キャンプ場



八重山(石垣島/西表島)のキャンプ場ツアー
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