パパイア

英語名:papaya 学名:Carica papaya
原産地:南アメリカ

熱帯アメリカ原産で、16世紀にスペイン人に発見されてから広く世界に伝えられた。パパイアには固定した品種がなく、果実の形質によって型分けされてきました。全くといってよいほど繊維のないのが特徴で、石垣島では野菜として調理され食される。
乳液はパパインを含み、数あるタンパク質分解酵素のなかでも、パパインの効力はかなり強力で、食事による胃のもたれもパパイヤをデザートに用いることで解消されると言われる。
また、近年、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息、糖尿病、高血圧症、慢性肝炎、腰痛などの成人病に対する有効性についても指摘されている。
沖縄や石垣島では野外(露地植え)で充分に育ち、多くの家庭では庭に植木として栽培されている。

パパイアには雌(メス)株、雄(オス)株、両生株の3つがあり、雌と両生は実を付けるが、雄は結実しない。
パパイアは幹から伸びる花(果)梗と呼ばれる部分の先端に花が咲き、その後に実を付ける。雌や両性に比べ、花(果)梗がつるのように細長いのが雄の特徴。