マンゴ

原産地:インド北部・マレー半島
英語名:Mango 学名:Mangifera indica

 マンゴーは古くからある果物で、インドでは紀元前200年以前から栽培されており、お釈迦様がマンゴーの樹の下で野宿したそうだし、三蔵法師の西遊記にもマンゴーのことが記載されていて、マンゴーはヒンズー教徒にとっても聖なる木だ。
 日本へは明治の半ばに東南アジアから鹿児島県、沖縄県に導入されたのが最初と言われ、その頃にはすでにある程度栽培法の確立と優良品種が選別されていたようだ。
 世界各地で盛んに自然栽培された結果として、実生品種の雑交配種が次々と生み出されてその数はインドだけでも1,700余種、全世界では6,000種と言われる。
 とろりとした甘さと、華やかな香気を備え、熱帯果実の代表的存在、樹高は10m以上に達する。
 石垣島では、2〜4月に開花し6〜8月に結実する。モモかリンゴと間違えるような型と色の「アップルマンゴー」という人気種もある。

 完熟したマンゴーは、とろりとした甘さが売りで、酸味の弱いのが特徴、熟していないマンゴーは酸味が強くやや渋みもある。

 このマンゴーはアーウィン種のもの。